8.まずやって欲しい9つの事

8-⑦ 自分のバリアを作る (新会社の設立)

この「バリア」という言葉、あなたは聞いたことがありますか。
何となく知っていると思うのですが、今から約44年程前の1972年にマジンガーZという巨大ロボットアニメをテレビで放映されました。私が子供の頃だったので、同世代の方は、オンタイムでご覧になっていたと思います。そこに出てくる、「光子力研究所」という、基地があるのですが、敵の機械獣が攻撃を仕掛けてくるのですよ。

でも基地は、無防備ですから、攻撃を受けたら破壊されてしまいます。それで、敵が来ると、バリアをはって、敵からの攻撃を防いでいたのです。敵の玉や光線をブロックしてしまう、強力な衝立みたいなものです。これをバリアと呼んでいます。

そこで「自分のバリア」は何かと言う事をお話ししましょう。
債権者との戦いにおいて、あなたから債権者に積極的に何かを仕掛けて行くということは、まずありません。債権者に対して、攻撃をすることはないでしょう。

一方的に相手が仕掛けてくると言う事です。それに対して逃げてしまうか、応戦するのか、白旗を上げるか、どれかなんですよ。戦いの中で、相手から徹底的に攻撃をされた時に、何の手立てもなければ逃げるしかないですよね。

ただこのHPで目指すのは、逃げずに戦っていくということです。しかし戦っている時に、相手の攻撃をまともに受けていたら、ひとたまりもありません。ですから相手の攻撃に対して、バリアをはって、自分がダメージを受けない。困らないようにしなくてはいけないのです。

バリアと言っても、あなたが鎧を着ければいいと言うものではありません。あなたは会社をやっているわけですよ。或いはお店をやっているわけですよ。一番ダメージを受けるのは、あなたの会社のお金、銀行口座を差押されてしまうことです。

もう一つは、あなたの取引先、お客様に対して債権者が行って、売掛金を抑えられてしまう事です。これをやられたら信用がなくなるし、大事なお金も取られてしまう。
これはやってくるんですよ。ですから防ぐことはできないので、やられても大丈夫なようにする、その為にバリアを作るのです。

つまり自分のバリアとは、「あなたの新しい会社を作る事」なんです。よく、会社を分社化すると言い方もありますが、分社化ではなく、新しい組織を作ってもらいたいのです。

この会社を作ることで、どうなるかというと、今の会社にある、借金などの債務、それはその会社の口座の差押はできるけれど、新しく作った会社の口座は押さえる事が出来ないのです。

差押をしてくるのは、債務を抱えている会社であって、新しく作った会社というのは、あなたと関連性が大いにあるにも関わらず、全く別法人なので、今のところ安全なのです。

実は私自身がこのやり方を使って、新会社を作り、生き延びることが出来たのです。

一つだけ、テクニックがあって、新会社を設立する時に登記簿に、旧会社の債務は引き継がないという一文を入れておく必要があります。

その事を理解したうえで、バリアを作ります。それを作っておけば、相手から、差押をされようと、あなたは困らないじゃないですか。

このように、相手が何をして来ようと、あなたの財産、信用を堅持することが出来るので、安心して、債権者と相対することが出来、会社の再建に尽力することができるのです。

しかし、こんな事をして、債権者が何か言ってこないのかとか、ばれないのか、と思われるかもしれませんが、ほとんどの債権者は知らないでしょう。私の場合も知っていたのはわずか1社だけでした。
ただ、わかった場合に、これ同じ会社だろう、ということで裁判をしてくるケースも0ではありませんが、小さい会社であれば、ほぼないと言っていいでしょう。

しかし心配であれば、裁判をしてこないようなやり方も存在します。 

このバリアとしての、新会社を作ると言うのは、ものすごく大事です。

ですからこの章では、自ら行動してもらいたい事の全容を把握してもらいたので、新会社の詳細は、別の章「18.会社を守る」をご覧ください。

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