7.債権者の正体をあばく

7-① 恐怖心であおり、法律で畳み掛けてくる。

債権者が、あなたにしてくることは、支払いをさせようと催促をしてくる事です。

お金がないのはわかっているわけですから、払えなくてもしょうがない。

なんて絶対に思っていません。

そういう状況下でも、何とか払わせるように、相手ははいろいろな手段を取ってきます。

その常套手段は、精神的においつめ、法律で畳み掛けてくるやり方です。
これは、人の心理、気持ちを動かすためには、必要な手段であり、不安や恐怖心を植え付けて行って、それから逃れたいが為に行動を起こさせると言うものです。

つまり、これを払わなければ、あなたの今後の人生や、仕事に対して大きな不安を抱かせ、将来お先真っ暗なようなことを匂わし、そうならないが為に言いなりになってしまうのです。

相手は電話口で、強い口調で言ってくるでしょう。
しかし脅迫じみた事は、今では法に触れる事になりますから、以前のような言い方はないかもしれません。
ただ気分のいいものではありません。これを繰り返されると、反論もできず、どんどん追い込まれていきます。

ただそういったいい方ばかりではなく、全く感情を出さないで、無機質に言ってくるケースもあります。
これが結構堪えるのですよ。感情が見えないので、不気味なんです。
債務者側からすれば、要らん事を考えてしまうのです。

このように、相手は心理を巧みにコントロールして、仕掛けてくるわけです。

そこで決め台詞と言うか、債務者にとって一番堪える事と言うのは、法的な事です。
法律を持ち出して来ます。

「法的処理をする」とか。「裁判する」とか。

こういったことを債権者は言ってくるんですよね。

これを言われたらどうですか。かなりいやだと思います。

法的処置と言うのは、日本人にとって慣れていないんですよ。

日本では一般人が、裁判を起こす文化ではないですから。こういうことに慣れていないのですよ。

訴えられるわけですよ。

裁判所から封書が来て、裁判になってしまうのですよ。

相手が原告で、あなたが被告ですよ。

こんなことたまったもんじゃないでしょ。
私も、これを最初に 食らった時は、生きた心地がしませんでした。

そういったことをちらつかせて、そうしたくないのであれば、払いなさいということです。
これは一種の脅迫ですよ。

しかし債権者は、払いなさいと言ってはいるけれど、あなたがまっとうなお金で払えるなんて、夢にも思っていません。
お金がないことはわかってしますから。

だから身内でも、友人でも、誰でもいから、お金を借りて返してもらえばいいと思っているのです。

或いは、サラ金だろうと、街金だろうと、そういったやばい筋の所から借りてもいいと思っているのですよ。
そんなこと口では言いませんけどね。腹の中はそう思っているのです。

私も、当時、『金ないですよ。だからこうなっているんでしょ。だったら、あなたそんなことを言うのだったら街金で借りろと言うんですか。』
と言ったことがあるんですけどね。

そんなことは言っていませんと否定されましたよ。

『あなたの言っている事と言うのは、矛盾しているじゃないですか。それじゃどうしたらいいのですかと、他の金融機関で借りるなり、友人から借りて下さい、と言うけど、そうしたら、あなたの債務は無くなるかもしれないけど、叉新たな債務が出来てしまうじゃないですか。自分だけ良ければいいのですか』 

と強く文句を言いましたよ。

それに対して当然返事はしませんよ。。

だから自分の債務だけ払ってくれれば、相手がどうなろうと関係ないのです。

あなたが、離婚しようが、病気になろうが、自殺しようが、破滅しようが、何の責任も取らないし、他人事なんですよ。

お線香一本上げに来ませんから。

そうやってあらゆる手段を使って、追いこんできます。

そういった、電話や封書だけで払ってくれるのならいいのですが、それでも払わなかった場合、裁判をしてきます。

これもすべての債権者がして来るわけではありません。
全体の3割ぐらいと考えて良いでしょう。

裁判所からご丁寧な通知が来ます。「訴状」 と言われるものです。

出頭命令が記載されていて、裁判所に来なさいと。
あなたの言い分を答弁書に書いて送って下さいと言うものです。

これが来ると、かなりの人が、これで払ってしまうのですよ。
これを、そのままやってしまうと相手の思う壺になります。

つまり相手は、恐怖心で精神的に追い込んで行って、最終的には、法律で畳み掛けてくるのです。
その結果、あなたは白旗を上げてしまうと言うことです。

これが債権者の一般的なやり方です。

それをよく覚えておいてください。

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