19.会社を守る方法

あなたが長年携わっている、会社やお店を守りたい、これは経営者として当然であり、本能です。
その会社やお店があるから、飯が食えるのであって、それを失ったら、今後お金を得る糧が当面なくなってしまうからです。あなたは会社を守る為に全力を尽くすはずです。

ここで言う、会社を守るという事は、あなたの会社の信用と財産を守ると言う事です。

これから先も、これまでのように、仕事を続けて行かれるような環境を維持しておくという事に他なりません。

ここで後先の事を考えずに、弁護士の言われるままに破産してしまったら、会社を残すことはできず、守る事にはなりません。

会社が残っていても、お客様の信用がなくなったら、続けて行けません。会社の貯金や売上金がなくなったらこれもまた継続はできないでしょう。
ですからそうならないようにする事が、会社を守っていくと言う事なんです。

つまり債権者はあなたの会社に対して、継続が困難になるような事を平気でして来るからです。
裁判所で判決がでて、強制執行をされたら、あなたの会社の口座のお金は差し押さえられてしまいます。
或いはお客様に対して、売掛金を抑えられてしまったら、財産と一緒に信用まで失います。そんな事をされたら、お客さんはあなたの会社と取引を続けることはしないと思います。

そういったことから守ると言う事です。

叉、従業員が全員やめられてもやっていけません。このように会社を守るという事はあらゆることを想定して事前に対策を打っておくという事なのです。

その為にどうするかと言う事です。

これは時間との勝負になります。相手が攻撃を仕掛けて来る前にバリアーを貼らねばなりません。

つまり相手がやってくる事を想定して、その準備をしておく事。何をされても困らないようにすることです。
それがバリアを貼ると言う事なのです。

具体的にどうすればよいかと言うと、
一刻も早く、別の新会社を作り、そこで今の仕事をやって行くという事です。

今の会社はいろいろな意味で問題が山積みです。返済できないほどの債務を抱えている。従業員も無駄に多い可能性が高い。やる気のない社員もいるかもしれない。その状態での再生は極めて困難です。ですからそういったものを一度全部なくして、新会社で1からやり直すのです。旧会社は塩漬けにしてしまうのです。

よく第2会社と言う言い方をしますが、私はあえて新会社と言います。

これには大きく2つの意味を持っています。

1つは、債権者からの強制執行による、口座の差押、売掛金の差押など、財産の流失を防ぎ、信用を守ることです。

2つ目は、固定費と債務の返済額を削減することです。無駄な人件費は間違いなくあります。高い車や機械など、売上が下がっているのですから、当然なくてもいいものは存在します。そういったものをすべて見直し、なくして行きます。そして新会社を作っておけば、これまでやってきた債務の返済においてもあなたが主導権を握り、返済額をも削減できるのです。

新会社を作る手順を簡単に説明します。

1.まず新会社を登記します。(社名は変える)

2.住所は今の所でいいですが、旧会社は移転させます。

3.代表者もあなた以外の人にします。

4.定款には旧会社の債務は引き継がないと言う一文を入れておきます。

5.既存のお客様に対して新会社で営業をして行く旨を連絡します。

6.入金も新会社の口座にして頂きます

7.従業員の見直し、新会社では必要最小限の人だけを雇います。

8.機械や設備、車などについても、要らないものは手放します。

このように、新会社を作り、問題点を払しょくすることで、会社は健全になります。

この時期であれば、付き合っていたいお客様も移行出来き、収入を維持することが出来ます。

そして人や機械は、新しい会社がこれからやっていく上で、最低限必要なものだけを揃えます。
これは旧会社から持ってくると言う事ではなく、あくまで新会社として、集めるという事です。

これにより、相手が銀行口座の差押をしてきても、売掛金を抑えてきても、すでに営業をしていない会社の事ですから、あなたが困ることはありません。

そして、会社の支出も全て見直しているので、これまでよりもかなり楽になるはずです。

これにより、会社の再生の道が現実味を帯びてくるのです。

 

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