9.相手の攻撃を撃破せよ

9-③ 強制執行に備える

強制執行いやな言葉ですね。人間の尊厳を全て否定するような行為です。差押など、強烈な事をしてきます。
しかし、この強制執行と言うのは、債権者が勝手にできるわけではなくて、国が認めなければできません。 
9-② で話した、
・支払督促状を債務者に送付して、その返事が2週間以内に来なかった場合です。

・叉、債務者に対して裁判をして、裁判所が判決を出しますが、この判決で勝訴した場合です。

この時、「債務名義」(さいむめいぎ) というものが、債権者に渡され、取得することになるのです。
これは何かというと、強制執行をしてもいいですよと言う、許可証みたいなものなんですよ。それを債務名義と言います。それを持っている債権者は、債務者に強制執行が出来ると言うことです。これを良く覚えておいてください。

強制執行と言っても、会社の中のものの差押であり。会社の銀行口座、売掛金の差押です。
或いは、連帯保証人である社長の自宅の家財、個人の銀行口座、社長の給与の差押です。おおよそ、こういったものがあります。

これは逃れることはできません。ですから、判決が下りた段階で、強制執行をして来るという事は、当然予想が付くのでそれに備えればいいだけなんです。

家財については、あなたが生活していく上で、最低限必要なものは、持って行けない事になっているんです。テレビや冷蔵庫、洗濯機などです。現金も20万円ぐらいまでは、持って行けません。ですからそういったもの以外の物があれば、どこかに隠しておくとか、持って行かれることはないのです。
叉それ自体、最近はあまりやらないのです。

これはは税務署や、市役所、区役所の税金の滞納者に対しての差押は、かなり強烈にやってきます。
たまにテレビでやっていますよね。あれは税務署だったり、役所なので、これはすごいですよ。
ところが債権者が相手の強制執行と言うのは、ぐーんとトーンダウンしてしまいます。執行官もあまり本気でない事が多いです。

家財の差押については今言った事を守って頂いて、一番怖いのは銀行口座の差押ですね。

これは油断していると、本当にやってきて全部持って行かれます。これをやられるとショックもかなり大きいですし、損出も大きいですから、銀行の口座にはお金を置いておかないようにしてください。

ただ、会社の銀行口座はそういうわけにはいかなじゃないですか。会社の名義の口座を抑えられるという事は、致命的ですから、それをされても大丈夫なように、新会社を作っおいてもらいたいのです

口座の差押は、債務を背負っている旧会社になります。しかし仕事のメインを新会社でやっていれば。旧会社の口座にはお金はほとんどなく、そこを抑えられても、あなたは困りませんよね。それだけのことです。

このように、相手が、やってくるのがわかっていて、何もしなかったらそれはバカですよ。

これは相手はがどうやってくるのか、それに対してあなたが何をすればよいのか、それを今までは知らなかったから、手が打てなかったのです。でも私がこうやって真実を話しているのですから、是非これを吸収してやってください。あなたが知る権利があるのですよ。

もう一つ、給与に関しては、あなたが社長ですから、あなたの一存でどうにでもなります。差押が出来ない金額しかもらっていないとでも、言っておけばいいでしょう。

今話したように、この差押などの強制執行に備えるという事は、やってくる事を想定して、取られないように準備をしておくという事です

ただあなたが何も手を打っていなかったら、相手にやられ放題、いいようにされてしまい、あなたの物全て持って行かれて、無くなってしまう、という事です。

裁判の通知が来てから強制執行までは、一か月ぐらいの時間があるので、裁判になった段階で、強制執行に備える準備をしておかなければいけません。

 

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