この「債務の解決の仕方」では、あなたが出来る事ということで、その具体的な手法を話して来ました。「借金を返していく」「返さないで凍結する」「なくしてしまう」これはあなたが出来るすべての事です。
ただ解決する事が目的ではありません。これはあなたが幸せになる為に一つの手段にすぎないのです。
ですからあなたが債務と向き合って、それを処理してく為には２つの条件があります。

その一つは、あなたが困らない事。あなたが今後商売をしていく上で、生きていく上で、あなたが困らないようにするという事です。
つまりあなたが必要なリース物件などを持って行かれないようにするという事。お客様の信用を失うようなことはしない事。売掛金を抑えられたりしてはいけません。あなたは借金だけに目を向けるのではなく、当然相手はいろいろとしてきますから、それによってあなたが困らない事です。

そしてもう一つは、この期に及んで1円たりともよけいなお金を出さないで、お金を溜めるという事です。あなたの懐からなるべくお金を出さない事。この2点なんですよ。

この2つを考えて、動かないといけないのです。この根底がないと、失敗します。

それで1～7までの話をしたのですが、それじゃその中のどれがいいのかいうと、選択は1つではないのです。このすべてがかかわっていて、つながっているのです。
この考え方の基本となっているのが、「私のお勧めは・・」と言うところでも話しましたけど、なるべく長期戦に持って行くという事です。
長引かせていけば、いろいろな事ができます。良い考えも浮かび、あなたの気持ちの整理ができ、慣れることで度胸もつきます。
ですから時間稼ぎをして行くという事。そうなると、どうやったらいいのか、あなた自身が想像が付くと思います。

つまり、返す、返さない、なくす、と言うのをうまく組み合わせて、コントロールして行って、ソフトランディングをしてもらいたいのです。

まあいきなり返さないと言うのは、当然相手はいろいろとしてきますから、あなたは困りますよね。
なくすと言っても、時効は時間がかかりますから、当然時効をする為に準備をしなくてはいけません。
破産と言うとすぐにでもできそうな気がしますが、これも先ほど申し上げたように、破産をする為のしっかりとした準備。あなたが破産しても困らないように、しておく準備があります。
とりあえずは少額でもいいので返していくという事。そして持って行かれたら困るようなものを優先的に払っていくと言う事。
まずそこです。そこでなるべく、時間稼ぎをしつつ、その次の作戦を考える。

おかしくなった段階で、新会社を作るなり、バリアを作らないといけません。それは最短ですぐに作ってほしいのです。

作っておいて、その間に時間稼ぎをして、新しい会社での立て直し、売掛金もこちらの口座に振り込んでもらうようにする。
旧会社が総攻撃を受けても、あなたが困らないようにしておけば問題ないじゃないですか。

そういう風にして言って、少額でもいいので、ずっと払っていれば、相手は文句は言うけれど、全部が全部いきなり裁判にすることはありません。
裁判して来る所と言うのは、1円も払わなくなった場合が多いです。

ですから裁判を阻止する為には、多少なりとも払っていく。その後あなたも慣れてきますから、いろいろな事に、気持ちの余裕も出てきます。

新しい会社を作っておいてそこで事業をしていく。そうなってくると、今度少額払っていくものが、今度払わなくてもあなた自身が困らなくなるのですよ。

裁判して来ようが差押してこようが困らないじゃないですか。そしたらその次に、ちょっと一時期凍結して返すのをやめると言う事が出来ます。

返さなければそのお金が残りますから、それをあなたの将来の為に使ってもらいたいのです。そういう時間を設けて行くと、あなたの会社は、先行きも見えてきて復活出来ると思います。そうしたら破産してもいいですし、そのまま時効に持って行ってもいいと思います。

このように債務に関しては、やはりすぐに決着はつかないのですよ。すぐに決着させずに解決させないこと事が、あなたにとって一番ダメージが少ないことです。

相手からの攻撃を受けるという事で、心労や精神的な負担があるかもしれません。しかし相手がやってくる事、その対応策をこのHPで勉強して頂いていれば、不安はなくなると思います。

こうやって最後には、余裕がうまれ、新会社で回せていけるようになれば、後はあなたの手で債務を葬ってもらえればいいと思います。

ですから借金をなくすために焦ってしまうと、いきなり破産をしてしまったり、債権者の反感を買って、こっぴどく攻められたり、良い事はありません。
ですからしっかりと構えて、債務と言うものをあなたの手で、コントロールして葬って頂たいと思います。