6.債務と向き合う為の 9の心得

6-③ 破産以外に乗り越えるやり方があると
心得よ

債務の解決の為に、あなたを含めほとんどの方がまず頭に浮かぶことが、破産、ではないでしょうか。
特に勉強していなくても破産という言葉は、日常でも使われていて、なじみがあるからです。

ですから、いざ借りたものが返せなくなったとき、破産しかないのかな、と安易に考えてしまう。
それは、私も含めて債務者と言われる人は、皆さんそうだと思います。
これは仕方ないことかもしれません。

それに今、ネットで検索すれば、弁護士のHPがたくさん出てきて、そこでは破産を勧めています。

そういうことから、日本人の債務の解決の方法としては、破産するのが一番いいような、破産しかないような、間違った認識を持たれていると思います。

しかし、破産は一度にすべてをなくしてしまう劇薬のようなものです。
借金もなくなるかもしれないけど、他にも失うものは多いのです。

ただ、破産でも、全てを失わない破産もあるのです。
借金は無くなるけど、他のものは一切なくならない。
そんな夢みたいなやり方もあるのです。

このようなウルトラCも含めて、破産以外のやり方を推奨し、それを知ってもらいたいのです。
それはどんなやり方なのかと言うと。色々なやり方があります。

その一つは、あなたと会社が体力を取り戻す事です。今思いきり弱っているでしょ。その為に時間稼ぎをするのです。そして準備が整ったら、返済することをやめて、債務を凍結してしまいます。その間にさらに力を蓄えます。

ここで溜めたエネルギーを再生の為に使って行くと言うものです。

体力が付いた状態であれば、不安も恐怖心もなく、債権者と互角な知識を保有している事になります。
そうすれば、債務を処理するために、複数の選択技を持つことができ、最終的に債務を葬る事になるのです。

私自身がそれを実践してきましたから、机上の空論ではありません。
破産をせずに、その債務を受け止め、乗り越え、克服して、家族も離ればなれになっていません。
精神的にダメージを追わず、仕事もそのまま同じ業種の商売をずっとやっています。
ちゃんと利益も出ています。
この真実があるのですよ。
ですからこのやり方、つまり破産をしないで、何とか時間稼ぎをしながら、あなたにとって有利な体勢に持って行って、そこで再起をしてもらいたいのです。

これが青写真です。ざっくり話すとこんな所です。
簡単ではないですが、出来ます。

最後に一つだけ話しておかなければいけない事があります。私は破産を否定はしません。矛盾しているじゃないかと言われそうですが、そうではありません。

実は、私の相談者やコンサルをやらせて頂いた方の中にも、2割ぐらいは破産しかないのかな。この人には破産が一番いいのかなと思うケースがあるのですよ。

それは、その人が精神的に追い詰められていて、参りそうな場合です。

叉、家族の方が同じように、恐怖の中でいてもたってもいられないような、そういう場合にはもう緊急避難の為にします。一刻の猶予も許されない状況です。

破産をすることでその場から逃れることが出来る。楽にさせてあげたい。そういう場合に破産するしかないのですよ。

ただ破産をするのでも、債務者にとって有利になり、先の復活がしやすいような、良い破産を勧めます。
これはイレギュラーな場合ではありますが、債務者の数だけ、解決方法があるのです。

こでは破産しかないと思われている人に対して、それ以外のやり方があるんですよ、ということをここで認識してもらいたいのです。

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