15.弁護士にできることは

前の章で弁護士は味方なのかどうかと言う話をしましたが、債務者にとって彼らへの依存度と言うのは、想像以上に高いのです。ですから何とか味方につけておきたいものです。

その為にここでは一歩踏み込んで、弁護士は一体何が出来るのか、何が出来ないのか、それをはっきりさせ、あなたに知っておいてもらいたい。それによって弁護士を活かすことが出来るし、力を発揮してもらえると思うのです。

つまりほとんどの債務者が、弁護士は神様のように思っていて、万能でなんでもしてくれる、と思っている所があるんですよ。その考え方自体が間違っています。

だから自分の思っているような事をしてくれないから、悪く言ったり、批難したりするのですよ。そういう風潮になってし待っているのですよ。そうは言っても、私も最初はそうでしたから人の事は言えませんけど、これまで私は弁護士を見て来て、それがはっきりとわかりました。

ですから弁護士に依存出来る所、出来ない所がはっきりわかれば、いいんじゃないでしょうか。それをここで話をしておきたいと思います。

つまり弁護士と言うのは、債務において、万能ではないのですよ。あなたの相談相手ではないのですねそこは根本的に間違っています。

ですからあなたは債務を抱えて返せなくなった。債権者から頻繁に電話があり参ってしまい、何とかしてほしい、と思っているでしょうけど。そんな時にあなたの相談内容としては、

・債権者からの電話がしつこくて、これは何とかならないでしょうか。

・この先、自分はどうなってしまうのでしょうか。

・債務から逃れる方法はないでしょうか。

・裁判所から訴状が来て、出頭命令が出ているのですが、どうしたらよいのでしょうか。

・破産しないでやって行きたいのですが、何か方法はありますか。

あなたはそんな事を思って、弁護士の所へ行くと思うのですよ。

ただ、これを相談されても、弁護士の先生としては、ほとほと困ってしまうのです。
カウンセラーではないですから、一個人としてあなたの相談を受けるわけにはいかないのです。

弁護士はあくまで、法律に基づいて、どうすればいいのか、どうなのかという事をアドバイスするのであって、そういった相談に対して、こうした方がいいいい、ああした方がい良いという事をはっきりと答える事が出来ないのですよ。

それは弁護士法と言うのがあって、やっちゃいけないのですよ。

例えば「借金から逃げたいのですけど、何か方法はありますか」と言った時に、私に相談された時の答えと、弁護士の先生に相談された答えとは、当然違うのですよ。

私であれば、この「債務を葬る」と言うメソットを使って、あなたにはいろいろな選択技がある、それをやってみて下さい、出来ますよと言いますが、弁護士の先生がそれを言えるかと言うと、言えないのです。

出来ることは法的に逃れることしかあなたにアドバイスできない。つまりなくすためには破産をするか、個人民事再生により、債務を圧縮して、大幅に減額された額を返済していくか、ほぼこれだけなんですよ。

時効だとか、そういうことは言ってはいけないのですよ。新しい会社を作ってどうこうするなんていうのも、言えないのですよ。
あなたの方から、これどうですかと言えば、それは答えてくれると思います。

そういう事を言ってはいけないと言うのが弁護士なんですよ。

それはあなたは知らなかったでしょ。あなたにとって一番良い事を教えてくれると思って行ったでしょう。
私もそうでしたから。でも違うのですよ。それをやると弁護士のバッチがはく奪になったり、先生自体が困る事になるんです。

ですから弁護士の所へ行くと言うのは、トップページでも言いましたけど、あなたが破産をするということで、それを頼みに行くとか。
債権者と話し合って、返済期間を長くして毎月の返済額を少なくするという、任意整理をお願いする。
或いは、債務額を大幅に圧縮して、その額を返していうと言う個人民事再生をやるとか、または特定調停や、過払い金の返還請求など。
こういった法律に基づいて、具体的にできることしか弁護士はやれないのです。

ですからあなたが相談に行くと、このどれかになってしまうのです。

ただ一つだけ、あなたが街金や闇金と言われるところとかかわってしまった場合は、弁護士がお勧めです。それに精通した先生方がいます。

ですからあなたが抱いている事、弁護士の先生はここまでやってくれるのではないかと言う思いは、ことごとく打ち砕かれるので、それをまず把握しておいてもらいたいと思います。

ですから弁護士が出来る事、それは法に照らし合わせて、債務をどう処理するかという言うことです。それ以外の事は話してもまずいし、弁護士としては言ってはいけない。それだけです。
あなたの気持ちはわからないわけではないけれど、弁護士はそういうものだと言うことを理解したうえで、行動してもらいたいと思います。

 

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