20.自宅を守る方法

長く住み慣れた家は愛着があります。家に帰れば、どんな嫌なことも忘れ、ほっとするでしょう。その自宅を守りたいという気持ちは、当然だと思います。

しかし、それとは裏腹に、借金の担保になっていたり、連帯保証人であるあなたの所有物として差押、或いは競売の危険にさらされているのです。。

このように、家は債権者からターゲットにされやすく、あらゆる手段を講じて、奪いに来ます。
ですから自宅を守ると言うのは、かなり大変なことだと心得ておいてください。

まず最初に、あなたの家は住宅ローンの返済中なのか。或いは、一切のローンはなく自分のものなのかという事です。これにより守り方が少し違ってくるのです。

住宅ローンの返済中の場合ですが、これは自宅の第一抵当権は、住宅ローンを借りている金融機関になります。

これをきちんと払えているのであれば、家を持って行かれることは当然ありません。

しかしこの返済が滞ってしまった場合には、最悪、競売になってしまいます。

そうならないようにする為には、払えなくなってしまったら、真っ先にその金融機関に相談に行ってください。いくらなら払えると言うことで、減額して払っていくしかありません。応じてくれないかもしれませんが、粘り強く交渉して下さい。

それしかありません。金融機関の人と顔見知りになる位通う事が大事です。相手からの催促に対して無視をしていると、3か月ぐらいで、競売になってしまうこともありますから、なんとしても払っていきたいという意思をきちんと伝えて頂きたいのです。

ここで競売になってしまったら、落札するのは難しいです。その分の現金を用意しなければいけませんからそんなことはできないでしょう。ですから競売にならないように、その前に食い止めておかないといけません。

金融機関との交渉が上手くいかなかった場合は、競売を覚悟しなくてはいけません。
しかしそれを回避するには、任意売却と言う手があります。

これは不動産会社にこの物件を買って頂き、金融機関にお金を支払い住宅ローンを終わらせます。そして、この不動産会社から賃貸で借りると言うやり方です。
これはあくまで自分の家に住み続けると言う事でのやり方です。賃貸ですから、何十年も払っていても自分の物にはなりません。しかしこの手の不動産会社は、のちに買い戻すこともできるので、それを目標に頑張ることが出来ます。

これはこういった任意売却を専門にやっている不動産会社に依頼し、この家の相場よりも少し安い金額で金融機関に提示して、了承して頂き、抵当権を外してもらうのです。

しかしもしその時の金額が住宅ローンの残債よりも少なかったら、当然ローンはまだ残ってしまい、それはあなたに請求が来ます。しかしそれは抵当権が無いので、払わなくてもあなたが困ることはありません。

相手の言われるがままに払おうとすると大変です。払わないとあなたが困るものと、困らないもの、これをきっちりと分けて下さい。

次に自宅がローンなどなく、あなた自身の物である場合です。これはかなり大変です。

住宅ローンはないですから、お金を借りている所のどこかが第一抵当になっているはずです。ですからその債権者の返済が滞ったら、その自宅は風前のともしびです。相手は返済の催促よりも、自宅を持って行こうとします。

まず自宅が第一抵当になっている債権者の返済を第一優先にしてもらいたいのです。複数ある場合には、そこをちゃんと返していれば、自宅は守れます。

その銀行はあなたにとって長い付き合いの所だと思います。ですからこれも意思の疎通が大事になってきます。大変だけど、御社の返済だけは何としても優先して払っていきたいと言う気持ちをモーレツにアピールしてもらいたいのです。

相手も人間です。その熱意はある程度評価して頂けるでしょう。何もせず、交渉もしないでいるのとは大違いですよ。
これはお金もかかりません。今で出来る事をやってください。

それでも払えなくなった場合は、難しいと思います。

抵当権のついている家は売れません。

叉住宅ローンと違い、その自宅の価値を大幅に上回る借金をしている場合には、この抵当権を抹消することはできないと思います。

私だったら、家はあきらめ、その債務の返済もしないで、現金を残す道を選ぶでしょう。

自宅は競売になりますからそこにはいられません、競売の告知が出ると裁判所に掲示されるので近所の方に知れることになります。それだけでそこには居づらくなります。

その場合には、新会社を作り、事業を継続し、その後、破産します。破産の申請をして、確定するまでの間はそこに住み続ける事が出来ます。ですから競売をされる前に破産の申請を出すべきなのです。

これが逆だとあまりにも勿体ないです。

自宅は大事かもしれませんが、このような事情から守るのが難しいと判断した場合は、自宅を守る為にお金を使うのではなく、今後のあなた方の生活の為にお金を使って頂きたいと思います。

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