8.まずやって欲しい9つの事

8-⑤ 債権者対策を練る。
(支払う相手の優先順位を決める)

ここまでその1からその4まで、かなり緻密な作業をして頂いて、いろいろな事が明らかになり、丸裸になってきました。いよいよ、戦う為の債権者対策を練ってみたいと思います。

対策を練ると言っても、具体的にやる事というのは、支払う相手、債権者が5社あれば、その中で何を一番優先して払うのか。どの債権者を一番おもむきを置くのか、その優劣、順番を振ってもらいたいのです。

本当は、債務の支払いは全てストップしたい所ですが、残念ながら今の段階ではそういうわけにはいきません。あなたの会社が息を吹き返すまで、少々時間稼ぎをする為にも、返済は0にはできないのです。

かといって全ての債権者に同じように返済をしていたら、あなたの財政はパンクしてしまいます。当然払えませんから。
ですから極端に言うと、ちゃんと払っていく相手、ちょっと減額してもいいと言う相手、後は全く払わなくても問題ない相手、これをあなたがはっきりと決めておくのです。

払わないといけない相手の1番というのは、長い付き合いのメインバンクということになるかもしれません。住宅ローンを借りて返済している銀行、手形割引をしてもらっている銀行など、そこはやはりじゃけにはできないです。

会社の融資が焦げ付くと、自動的に住宅ローンも払っていても焦げ付いた事になってしまいます。これは大変なことなのです。最悪、自宅に抵当権がかかっていますから、持って行かれてしまいます。

付き合いが長い場合には、信頼関係はあると言ってもいいかもしれませんが、メインバンクと言っても、裏切られたから、縁を切って付き合わないと思っている方もいるでしょう。

それはあなたが判断することです

その3では、仕事をしていく上で必要なものと、いらないものを選別して頂きました。

いらないものの中に、リース物件や、返済をしているような債務があれば、それは優先順位の下の方になるわけです。

ですからそういった債権者の順番を決めて行くのです。

この相手は、ずっと付き合っていきたいので、返済をしていく。この相手はもう払わないでいい、と言う具合です。
例えばリース会社であれば、このリース物件はもういらないとなったという場合には、その会社にもう返済しなくてもいいのですよ。そして払わなければもって行きます。

ただこのリース物件は持って行かれると会社が回らなくなる、困ってしまうと言うのであれば、それは払わないといけないでね。

これを一つずつやります。このようにメリハリをつけるのです。

今後、債権者と交渉をすることになると思います。交渉というより、お願するようなものですが、これを引き下げて話をするのです。自分の信念をしっかり持っていなければ、軸がぶれてしまい、相手の言いなりになりかねません。

それをここで決めることで、今後あなたがなけなしのお金をどう分配して払っていくのかという、見通しを立てる事が出来るのです。

強く、強引に言ってくる債権者にはどうしても払ってしまいます。それは人間である以上仕方ありません。しかしそのあては本当にあなたが返済すべき相手とは限らないということは、わかって頂けたと思います。

私自身、この罠にまんまと引っかかり、優先順位の低い会社に返済してしまいました。一度払ったものはもう帰ってきません。

あなたは、こんな罠に引っ掛からず、大切な現金を1円でも無駄にしないように、心してやって頂きたいと思います。

 

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