このへんで、債権者の事を話しておきましょう。
あなたにとって、債権者とはなんですか。どんな存在ですか。

厳しい時にお金を貸してくれた恩人、機械等を購入する際に、リースを組んでくれた良き理解者。
そんなふうに思っていますか。

ところが返せなくなったら、手の平を返すように、返済を迫り、あなたを追い込んできているのですから、今となっては敵ですよね。

前にも話したように、このお金の貸し借りはビジネスですから、何もあなたの為に貸しているわけではありません。
ですから、返済できなくなった場合に、攻撃をして来るのは当然なのです。

人間、「色と欲」です。残念ですが、この考え方は全てに通じます。

人間たる者、少なからずこれに基づいて生きています。
そうすれば、あなたも少しは冷静になって考えられると思います。

それを踏まえた上で、債権者の正体を暴いていくことにしましょう。

漠然と債権者と言うと、銀行だったり、ローン会社だったり、と思うかもしれないけど、債権者と言っても人間なんです。

建物でもなければ、宇宙人でも、ロボットでもありません。
あなたと同じ地球人です。
あなたと相対しているのは、同じ人間なのです。

ですから特別な能力があるわけではありません。
超能力を持っているわけではないのです。
あなたとそう変わりはないのです。

しかし違うところは、あなたよりも債務に関しての知識を持っています。
そして経験があります。
相手はプロフェッショナルで、あなたは素人です。

それを知っておかなければなりません。

債権者はあなた心を巧みに操り、執拗な催促をしてきます。
あなたに返させようとして法律と心理で攻めてきます。

この2つを牛耳られては素人当然の債務者は太刀打ちが出来ず、言うがままになってしまうのです。

よって、相手はどんなやり方で、追い込みをかけてくるのか。
どんなことを考えているの。弱点や困ることはあるのか。

そのあたりを明らかにしていきますね。